寒いと手指・足指の先が白や紫になる

このような症状はありませんか?

このような症状はありませんか?

  • 冷たいものを触ると手指・足指の先が突然白くなる
  • 寒い場所で手指・足指の先が突然白くなる
  • 緊張した時に手指の先が突然白くなる
  • 手指・足指の先が白→紫→赤と変化する
  • 手指・足指が浮腫む
  • 手指・足指がこわばる

など
このような症状でお悩みでしたら、埼玉県川越市のやなぎさわ皮フ科内科へご相談ください。

寒さで指が白・紫になる原因

寒さで指が白・紫になる原因冷たいものを触ったり、冷気にさらされたりした時、指先が白くなる状態を「レイノー現象」と言います。
最初は手指・足指が白くなり、やがて紫色、赤色へと変化していきます。
レイノー現象の原因は様々で、寒冷刺激や精神的ストレスによって生じることが多いとされています。はっきりと原因がわからない原発性のレイノー現象(レイノー病)と、基礎疾患に伴って起こる二次性のレイノー現象に分けられます。

原発性のレイノー現象(レイノー病)

レイノー現象が起こるものの、基礎疾患がなくはっきりとした原因がわからない状態です。

膠原病

レイノー現象でお悩みの方のうち、30~60%の方で膠原病がみられます。
全身性強皮症、混合性結合性組織病で特に高頻度でみられ、その他全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、シェーグレン症候群などでもみられます。

閉塞性血管疾患

閉塞性血管疾患が原因でレイノー現象が起こることがあります。
主に、バージャー病、閉塞性動脈硬化症、胸廓出口症候群、クリオグロブリン血症、マクログロブリン血症などが原因となります。

職業性のもの

チェーンソーなどの強い振動が生じる工具を日常的に使用する職業の方、またパソコンの入力作業を主とする職業の方などは、レイノー現象が起こりやすいと言われています。

薬剤によるもの

βブロッカー、抗がん剤などでレイノー現象が起こることがあります。

レイノー現象とは

レイノー現象とはレイノー現象とは、寒さ・冷たさに反応して発作的に細動脈が狭窄する状態で、手足で起こります。
細動脈が異常に狭窄することで、手指・足指が白くなったり、指先のしびれやチクチクとした疼痛が生じたりします。
レイノー現象は原因が明らかなものと、そうでないものに分けられます。原因がわからないものを「原発性レイノー現象(レイノー病)」と言い、原因がはっきりしているものを「二次性レイノー現象」と言います。

原発性レイノー現象(レイノー病)

原因が明らかでないレイノー現象で、15~40歳の女性に多くみられます。
レイノー現象の多くはこれに該当します。

二次性レイノー現象

特定の病気が原因でレイノー現象が起こる状態で、膠原病、閉塞性血管疾患、関節リウマチ、クリオグロブリン血症、甲状腺機能低下症などによって起こります。
また、化学物質や薬剤が原因で発生したり、悪化したりすることもあります。

診断

レイノー現象を診断するには、病歴聴取・診察を行います。
サーモグラフィーを用いた寒冷誘発試験も行われることがありますが、まずはレイノー現象の起きる原因を調べることが大切です。
レイノー現象以外の症状の診察、既往歴、家族歴などを聴取することで、基礎疾患や臓器病変の有無を確認します。

レイノー現象の治療方法

寒冷刺激や喫煙などはレイノー現象を発生・悪化させる要因となりますので、まずはこれらの要因を回避するように生活指導を行います。
そのうえで、血管拡張剤や抗血小板剤などによる薬物療法を行います。 また、膠原病によってレイノー現象が起こっている場合には、膠原病に対して適切な治療を行うことが重要となります。

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